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62,63鞍目 外方壁!!!!感動!!

来ました~!!!

「学び」を続けていると、今まで見ていたものが、全く違う視点に移動して、「ここからの景色」に変わる事がある。
乗馬初めて、何度か体験してきた。

軽速歩、駈歩、常歩、停止、半減却・・・・

でも今日のは格別!!!バンザイ!!

輪乗り、と、外方壁。

同じ先生から、たぶん、20鞍くらいで、同じ説明をしていただきたことを思い出す。
あの頃はまだウェスタンをしてた。
ダンボール捧げ持つようにして、馬をそこへ運んで行きなさい、と教わっていた頃。

後肢が入ってくる、という状況。形。
それを促す外方脚の使い方。
あの頃の私の脚はまだ、雪崩内旋で、ろくすっぽ、馬に影響できなかった。ものすごく力を入れても、脚は思うように動いてくれない。そんな感じ。

今日やったのは「脚で馬を動かす」

そこに備えて、まずは馬を柔らかくするために、小さな円を描いて馬を歩かせる。
これ、昔、できるようになった時は感動だった。

でも!!
今日は「全然ダメ~~~~~~!!!!!」
といきなりの全否定!!!!

手で引っ張りすぎ!!!!!

手は置いておくだけ。脚だけで要求。

これを徹底的に。
股関節が亜脱臼並みに曲がっていた右は最後少し疲れたけれど。
馬が自分から動いてくれるところまで、要求し続けることができました!!
感動だ~。この足遣いは、本当に辛かったから・・・

私、偉い!!誰も知らないけど、頑張ってきたもんね!!よくやった!!!

そして次に後退。

馬との関係をしっかり作るために、要求、レスポンス、譲り、要求・・・
くりかえし、くりかえし、深めていく。
坐骨の状態はできているから、妥協しないで、もとめなさい、と。
正しいバランスが出来ていれば、軽く脚を叩いて使えば、馬は動く。

今日初めてのフリーティー、よく答えて動いてくれます。

前進、止めて、後退、に入るところ、デリケートに。じわっと、ゆっくり。私は乱暴です(汗)
もっと、もっと、繊細に。
小さな指示に敏感になる馬を作り上げる。

馬とのコンタクトが作れたところで、速歩。正反動。輪乗り。
拳じっと。馬が言うことを聞いてきたら、緩める。そして、また求めて、徐々に輪を小さく。
速くなりすぎてはできないので、リズム一定に。
坐骨の位置はいいはず。落ち着いて。
だんだん、リズムが整ってくると、とても気持ちの良い状態になってくるのがわかります。

右左作り終えて、駈歩。

もう、チョッと外方脚を引けば走り出すから、強く求める必要はない、と、言われます。
ホント???
まだまだ、安定した発進に自信がない私には、信じられません。

常歩始めたら、確かに軽い。脚ちょっと引いたら、すぐに走り出しました。
うわーーーすごい!!!

コンスタントに駆歩を出せるようになりつつあったけど、こんなに楽なのは初めてです。
嬉しい~~~~~~!!
試しに4歩目発進を意識してやってみます。ちゃんとできる!!!
夢のようです。

でも、これは序曲でした。

ここからが、本日のメーン。

手綱をしっかり閉じて、輪乗りする。

今までは全然意識したことがありません。
今までの輪乗りは、

まっすぐ、行く方向見て、少し内側開く、すぐ戻す。外側動かさない。

これを繰り返して回ってた。

でも今日は、動かしてはいけない。
脚で回す。視線は馬の外側の眼。

最初は全然うまくいきませんでした。
何度も内側を引いてしまって、とうとう先生と乗り代わり。
そこで、前述の説明をもう一度聞きました。

回っているとき、馬には遠心力がかかるため、外へ外へと自然に力がかかる。
馬自身もそれはわかっているので、内へ入ろうという気持ちはある。
でも、遠心力が大きすぎればそれに負けてしまう。

だから、スピードコントロールが必要。
人間が、外側の壁になって助けてあげることが必要。

人間は大きく内側に向かわなくていい。
むしろ、勇気を持って(と、私には思える)馬が内側へ向かおうとする反対勢力を作らなければならない。
内側へは、馬が動いていく分だけ、合わせるようについていけばいい。
なだれ込まない。
私には、お猿の電車で、前に車両が先に曲がって、その後から自分が曲がっていく感覚。
先がいなくなって不安だけど、我慢!!
でも、ひたすら真っ直ぐでは、馬が曲がっていくのに、自分が取り残される。
バランス壊さないように、行き過ぎないように、気持ちだけ、脇を馬にシンクロ。拳は我慢。
その時が一番安定した。

関節緩い私には、こらえるが多くて辛い作業。
でも確かに、この方が馬との一体感が増します。
人間は後ろ!後ろ!
左拳が、馬の外側の通り道。迷わせないようにしっかりと固定。

そうか~外方壁って、こういうことだったんだ!!!

世界が開けるような感じ。これ、最高です!!

(でも、きっとまだまだ奥があるんですが(笑))

今回は左手前で終わってしまった。右もやりたかった。
フリーティーは軽い仔なので、うまくやればちゃんと左右できたはずなんでしょうが・・。

前回に続き、拍車が当たりすぎる。
雪崩内旋が改善され、ガニ股ぎみ。
母指内転筋もう少し使わないとダメです。後腓骨筋とのバランス、まだ無意識で発揮できていません。

脚は置いておくだけ、とよく言いますが、じっと置いておくには、脱力じゃダメなんです。
小さな力での正しい拮抗が必要。
これを無意識に落とし込まなければ。
でもこの足首の正しい拮抗が、理想的な脚の状態を支えてくれるのです。
さすが歴史が古いだけあって、ドレッサージュの理想形は、人体のキネシオロジーに忠実です。
ただ、そこに至るまでは、研鑽が必要です。人体は高性能ですから、使いこなすには、努力が欠かせません。

体も変われば、コントロールにも修正が必要。
使えるようになった体はよく動く。
今までの感覚で使っては、影響が強すぎてしまう。
相手を見て、感じて、影響力を意識修正、必要。
今日はいきなり「オラオラ!」になって、常歩の場面で速歩になってしまった・・・。猛省。

刻々と変わる情勢を受け止めて、先を作り続ける。

だから面白いんだよな~!!!(嬉)

もっと、馬と自分の両方のイメージを持ちなさいと言われました。
たくさん画素像漁ろうと思います。確かに今までは自分を作るので精一杯だったからな~。

でも今日は、馬の脚の刻むリズムを感じることができた。
脚の状態が少し想像できるようになってきた。
ただ、まだ、細かな場所まではキャッチできていない。
ここからはホント、鞍数なんだろうな・・・

大人の事情はいろいろで、なかなか理想的には乗れないけど・・

今日の学びはなるべく早く追体験したい!!

人間って、最初の刷り込みって深いです。
最初に言われたこと、なぜか一番だと思い込んでたりする。

同じこと言われていても、キャッチする場所によって、得るものが全然変わる。
指導者は繰り返しを厭ってはいけない。

教わることで、教えることも学べる。
教わり続けることで、教えるも育つ。

馬始めてよかったな~。ホント。

ダンスもバレエも、やっていてよかったと思うけど。
ペアはまた別物。
教えに大切なものがたくさんある。

そして。
バランス崩したら、ちゃんと止まりましょう!!!!!
私の中の「止まったら負け」のバイアスが・・・・・(汗)
落ちるよ、何度もヒヤヒヤして怖いよ、と、先生。
はい。すみません。

遅ればせながら、大人の階段、登っております。
気分は「死んでれラ~」(笑)






















by jo-batoyoga | 2017-11-10 23:05 | 乗馬日記

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by tao